鮫山のルーズなブログ

主にサラシノミカドヤモリの飼育方法や家の子達の様子を書いていこうと思います。右下に上に戻るボタンあります。

③レイアウトをしてみよう!

いよいよサラシノちゃんのおうちづくりです!

 

目次

  1. シンプルなレイアウト例

  2. 凝ったレイアウト例

  3. 筆者のレイアウト例(詳細写真つき)

  4. レイアウトのヒント1(人工植物でのアレンジ)

  5. レイアウトのヒント2(流木をいい感じにするアレンジ)

 

サラシノミカドヤモリはもともと森林に住んでいるため、

ただ、ガラスケージに水入れを入れるだけでは

落ち着くことができません!

 

そこで隠れ家や斜めに寄りかかれるよう

レイアウトをしてあげましょう!

床材と水入れだけではガラス面は垂直なので、

90度に張り付き続け疲れてしまいます。

また、日々逆さに止まり続けてしまうと、

フロッピーテール(尾や腰が重力に従って湾曲した状態)になってしまいます。

腰を痛めてしまうとやはり生活に支障があるので、気を付けましょう!

常に腰や尻尾が曲がった状態になってしまう!

※ビー玉などのキラキラしたものは可愛いですが、

誤飲や手足をはさんだりする原因にもなるので、

なるべく最初はシンプルで落ち着けるレイアウトがおすすめです。

 

またレイアウトが気に食わないとしていると

逆さにガラスに張り付いたりしてしまうので、

レイアウトの見直しをしましょう!

サラシノミカドヤモリをお迎えしたときは、

「ちゃんと休めているかな?」と観察してあげてくださいね!

 

 

 

***

まずはシンプルなレイアウト!

れぷchのシュンさんの例です!

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この動画だと最低限シンプルかつ簡単で、

斜めに寄りかかれる太めの木があり、

隠れ家になるようにコルクに穴が開いています!

シンプルイズベスト!安いのもポイント!

気に入ってくれれば観察もしやすく、病気の早期発見などもできるため、シンプルなレイアウトから始めるのがおすすめです!

 

コルクの皮は、薄手の物ならハサミなどでも

簡単に切れるので一つあると便利です。

爬虫類イベントや爬虫類屋さん、ホームセンターや

園芸屋さんなどでたまにセールをしています。

 

緑を取り入れたい場合、同じくシュンさんの以下動画のレイアウトのように、

「斜め掛けコルクにくぐれる穴をあけたもの」

+「植木鉢」だけのシンプルなレイアウトです。

※産卵床のお話ですが後半に出てくる産卵床を入れるレイアウトが

シンプルで初心者さんでも管理しやすいかと思います。

youtu.be

シンプル!

 

 

れぷchシュンさん

人間メインでなく、生体の餌の研究、ブリードもされていて、

きちんと清潔に保たれているブリーダーラックなど素晴らしいです。

また、珍しくベビーの給餌の動画などもあります!

 

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次は凝ったレイアウト!

手乗りのココchさんの例です!

youtu.be

これはちょっとレイアウトに慣れてきた方用!

おしゃれで休む場所が多く、とてものびのび過ごせそうです!

動画の後半でおっしゃられていますが、

初心者さんの場合、床材はパームチップがおすすめです。

(初心者さんでも湿度が管理しやすい!)

また、軽いのでお掃除も簡単にできます。

 

 

ココchさん

毎日手に乗ってくるココさんをシンプルに眺めるだけの動画です。

人間が映っていない、人間がしゃべらない、

ありふれた、でもかけがえのない日常を投稿されています。

人間じゃなくてヤモリの動画をゆっくり見たい人におすすめです!

 

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どちらのレイアウトも初心者さんむけの紹介に、

とてもぴったりだな~と思ったので

両名とも快く掲載を快諾してくださり感謝です!

 

 

 

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最後にうちのレイアウトです。

Polaris(♀)の掃除がてら、レイアウトをどう組み立てていくか

細かく記載していこうと思います。

長くて読むのめんどいよ!って人にも

写真だけでも伝わるように頑張ります…!

 

普段のおうち(掃除前)

ジャングルヴァインを切ってねじりあわせて太くし、

好きなところで休めるようにしています。

ココナッツの人工植物は観察しやすく、

落ち着けるように少し影になるようつけています。

また流木に手を加えて安心して休めるようにしています。

これを作っていく(掃除して戻していくとも言う)かんじです!

 

***

さて、いよいよレイアウト(家をもとにもどします)!

①まず、サラシノミカドヤモリを飼育する準備で紹介した

グラステラリウム 3045を軽く洗います。

これは予備のグラテラです。
ランプステー(クリップ式ライトを止めるやつ)と
バックボードがついてきます

②隠れ家、流木、コルクなどを用意し、

(埋めたい場合は水入れも)を設置した後パームチップを注ぎます。

流木の下部分は安定させるため、
木粘土とミルクペイント
(なめても安心、乾くと耐水に)を使用しています

自分の場合は見た目が良いのと上下運動をさせたいので、

ココナッツシェルターを使用しています。

 

※ココナッツシェルター詳細

このような構造になっています。針金は長いものがいいです

しっかり固定しないとぐらついてしまいます

momonga-style.easy-myshop.jp

こちらを使っているのですが、ココナッツの横幅が狭い場合のみ

上記のように止め具の正面を木粘土などでふさぎ、

横に穴をくりぬいて、留め具用の細いドリル穴をあけています。

横幅が広いものは天井の網を圧迫しすぎないのであれば、

そのままランプシェードに通すだけです。

上についている葉っぱはレジンで止めています。

見栄えがいいのと、少し暗くなるので落ち着くようです。

ココナッツに乗れる!

ココナッツシェルターじゃない方がいい、面倒!という人には

上記で紹介したシュンさんのように、

コルクでシェルターを作ってあげたり、

熱帯魚用の20cmくらいのシェルターを使ってみてもいいと思います!

https://amzn.asia/d/eMamG4n

樹脂製なので洗える!

③パームチップは開封時、とても乾燥しているので

気持ち多めに湿らせて水入れを入れたら完成!

(粉が飛ぶので水入れは最後に入れています!)

 

 

 

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以下、レイアウトを自作するヒントを2つ!

 

メンテが楽で少し華やかにしたい…!!

という方におすすめなのは百均の人工植物です!

一度洗ってから使いましょう!

定番のツタタイプ(ガーランド)

 

おまけがついているもの。使うのは上の葉っぱだけです

作成方法

①ガーランドを好きな長さに切ったり鉢植えから引っこ抜いたりします。

鉢の中の白い部分が引っこ抜いた後です

②目立つバリ(ふちについてるでっぱり)をハサミで取り除き、

水で洗いバックボードに刺せそうな長さにカットします。

針金が入ってる固いタイプはニッパーで切りましょう

③バックボードに刺します。今回はココナッツ下の空きスペースに刺してみます。

完成!

ガーランドなども刺すと華やかになります!

 

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Before

ココナッツの下がさみしい…

After

ちょっと華やかになりました!
ガーランドやお花を挿してもっと華やかにしてもよし!
シンプルにしてもよし!

 

 

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いい感じの流木がない…

流木はあるけど安定感がない!気に入った流木がない!

そういった場合は木粘土とミルクペイントで加工してしまいましょう!

真ん中にあるのがスパイラルパーチを加工したものです

 

作成方法

①太めの流木やスパイラルパーチをケージに入る程度の長さにカットする。

 

SANKO J45 スパイラル・パーチ L45

https://amzn.asia/d/iZ3DVW2

Altairはこれを半分にしたものを使っています

 

②カットした後は周りに木粘土を貼り付け、

竹ひごなどで木目のようにスジをたくさんつけていきます。

(乾燥させてやすり掛けしてから彫刻刀や木ナイフなどで削っても良いです)

しっかり中まで乾燥させます(3日~程度)

③表面を軽くやすった後、ミルクペイントを使い、

黒や茶色を交互に塗ったりして刷毛でいい感じに混ぜます。

塗った後はしっかり乾燥させます。

 

ミルクペイント

https://turner.co.jp/paint/milkpaint/mk/

色は、ローストカカオとインクブラックを使用

④軽く拭き、水をはじくか確認をします。

 

完成!

 

おまけ↓

木粘土はあとから継ぎ足しもできるので、「なんかぐらつくな~」と思ったり枝を作ったりもできます。

 

***

最後に

レイアウト節約のアイディアとしては百均をうまく使って、

置くだけの人工植物や針金をうまく使って固定したり、

インテリアグリーンブッシュ(ポトス)jp.daisonet.com

 

グリーンポットjp.daisonet.com

※通販なので乗っていませんでしたがバオバブなどの

成長が遅く、レイアウトに使いやすい太い生木もあったりします。

 

 

以下フォロワーさん2名からの提供例

こちらは小さいクレスのケージですが針金、コルクやジャングルヴァインなどを使って、とっても凝ってます!

 

 

こちらは人工植物のポットをそのままポン!簡単で低コストで見栄えも良いです!

また、上記で紹介したグリーンブッシュと合わせれば隠れ家にもなります!

 

 

 

次はサラシノミカドヤモリのお世話についての記事です。

sameyama.hatenablog.com