いよいよサラシノミカドヤモリを迎えましょう!
その前に大事な話を。
サラシノミカドヤモリは20年ほど生きます。
状態良く育てればもっと長生きするかもしれません。
あなたが事故やケガ、転居、結婚相手が爬虫類が嫌い。
そんな時に対応できますか?
脱皮不全や病気になったり、尾切れ、指とびなどしても
愛し続けられますか?
病気になれば当然お金はかかりますし、
爬虫類を見てくれる病院はまだ少ないです。
ハンドリングがしやすい、とはいっても
人に触られるのが嫌がる個体もいます。
鑑賞専用になってしまうかもしれません。
そんな時でも愛し続けられますか?
餌のえり好みが激しい子もいます。
食費がかかってしまうかもしれません。
それでも愛し続けられますか?
1日パッと思い付きなどではなく、
じっくり期間をかけ、考えた上でお迎えをしてあげてください!
きちんと考えて、そうなったときのイメージをして
それでも大丈夫!と思った場合には
素敵で大事な家族が増えるはずです!
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用品は事前にそろえておく
そう、お迎え前に用品をそろえて、あらかじめ生体とお水を入れるだけの状態にセットしておきましょう!!!!!!
いわゆる「虚無を飼育」している状態です。
生体はそうでなくとも移動で疲れているのに、そのあとバタバタされたらたまったものじゃありません!
生体がすぐ休める状態にしておくことはとても大事です!
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予算のお話
サラシノミカドヤモリ(ルーズゲッコー)の値段は、
ノーマルのアダルトなら大体5.5万〜8万ほど。
ホワイトカラースポットなら7万〜12万ほど。
ベビーはピンキリですが、お高いことが多いです。
しかも残念なことにサラシノミカドヤモリは
流通量がとても少ないヤモリなのもあって
値段がお店やブリーダーさんによってまちまちだったりします。
お財布には余裕を持ちましょう。消費税もあるからね。
お迎えする方法は主に以下の3つになるかと思います。
①イベントで血眼になって探す。
(大型イベントなら2〜3匹います)
②「サラシノミカドヤモリ 入荷」
「ルーズゲッコー 入荷」
「サラシノ」
などで検索し、サラシノミカドヤモリのいるお店をさがす。
③大型イベント前のリクエストで
(Twitterなどで検索すると、大型イベント2週間〜1週間前くらいに、
生体リクエストを募集しているお店が何店かあります)
うちの子は①②③全て駆使してお迎えしています。
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実際にサラシノミカドヤモリとご対面
サラシノミカドヤモリと出会えることになった場合、
以下の点を確認しましょう!
①お店の人が詳しいか。
(詳しくない場合は自分で調べる必要があるため)
②目ヤニ、瞳孔は正常かどうか、瞳に傷はないか、皮膚や爪の怪我はないか。
好みの子に出会えたあなた!
おめでとうございます!
帰りは蓋を開けるのをグッと我慢して持ち帰りましょう。
逃げたらニュースになります。我慢です。
実際スペインでは2019年にボールパイソンやモニターが規制の対象になりました。
BOLETÍN OFICIAL DEL ESTADO
Núm. 77 Sábado 30 de marzo de 2019 Sec. I. Pág. 32902
サラシノミカドヤモリも移動で疲れていると思うので、
お迎え1日すぎるまで「ご飯をあげず」霧吹きして、お水入れにたっぷり水を入れ、体重とお迎え日の記録をしたらそっとしておいてあげましょう!
人間も引越し直後は落ち着かないし眠れなかったりするように、さらに小さい生き物であるヤモリたちには大移動なのです。
1~2週間くらいはそわそわしていると思うので、焦らずのんびり生体が落ち着くのを待ちましょう。サラシノにとっての新居です。
ちょっとしたことにびっくりして慌てて走り出してしまうかもしれません!そんな時こそ飼い主は落ち着きましょう。
フンも移動直後は安定していなかったりするので、よほど痙攣している、とかでない限り気にしすぎなくて良いです。
焦らずのんびりつきあいましょう。
お家に馴染んできてからは、
素敵なサラシノライフが待っています!