サラシノミカドヤモリの飼育方法…の前に必要な準備
サラシノミカドヤモリ(ルーズゲッコー)と末永く生活を共にするぞ♡
と決めたあなたに事前に用意しておくと良いものを並べました!
いきもの飼育初心者でもわかりやすいように、商品のリンクや写真を載せているので長いかもしれませんがよろしくお願いします。
※クレステッドゲッコーやガーゴイルゲッコー、チャホウアゲッコーにも応用が効きます。
「カテゴリ」の「飼育方法」の記事タイトル頭に番号がついているので、番号順に読んで下さいな。
飼育用品は上から順に必要度が高いものです。
サラシノミカドヤモリの飼育に必要なもの
- ケージ(EXOTERRAのグラステラリウム 3045がおすすめ)
- 餌
- 餌を混ぜる入れ物
- スプーン、フンをつかめるもの(あれば)
- 水入れ(重くてひっくり返らないもの)
- 流木やコルクなど立体活動のできるものや隠れ家
- 床材(パームチップがおすすめ)
- 霧吹き(百均で良し!)
- 温湿度計
- サプリメント
- 病院探し
- キッチンスケール(0.1g単位ではかれるもの)
一応あるといいもの
※UVBライトとスタンド(予算に余裕があるなら欲しい!!!!)
※昆虫を与えるなら竹ピンセット
※メラミンスポンジ(掃除が楽、百均の物で良い)
***
以下詳細を見ていきましょう!
1.ケージ
グラステラリウム 3045がおすすめです。
ランプシェード(ライトの留め具)とバックボードがついており、見栄えもいいです。また観音開きのためメンテナンスが行いやすいです。通気性もそこそこあるので使い勝手も良いです。イベントで買うと送料がかかりませんが、ガラスで重いため車がある場合以外通販を推奨します。
2.餌
生き物なのでご飯は必要です!最初は人工フードが管理が楽でおすすめです。
また活餌は動いているうちにサプリメントが落ちてしまうという点でも、人工餌を勧めます。
ベビーにはコオロギ粉を混ぜると成長が早くなります!(レオバイト、ニードクリケットなど)
※普段何を食べているかお店の人やブリーダーさんに確認しましょう!
個体によって食感や味の好みが異なるので複数用意しておくと安心です。また同じ餌を与え続けると飽きてしまうこともあるので、そういった意味でも複数用意しておくと安心でしょう。
餌の与え方についてはこちらで詳細を記載しています。
3.餌を混ぜる入れ物
蓋が閉まる入れ物がおすすめです。
蓋がついていれば残った人工餌を冷蔵庫に入れて3日ほど保存できます。
また蓋があると、中にサプリメントと昆虫を入れてシェイクすれば、簡単にダスティング(活き餌にカルシウムをまぶすこと)ができます。
蓋つきの物を探すのが面倒な時はラップで代用可能です。
うちで使っているのはキャン★ドゥで買ったこちらの商品ですが、似たようなものなら何でもいいです。(キャンドゥでもセリアでも売ってる)
【セリア】大人気アイテムの意外な使い方♪ボヌールミニカップにアレを入れてみました♡ - くつろぎのおうち時間
ダイソーならこの辺
4.スプーン、(必要ならば)フンをつかめるもの
人工餌を与える場合、介護用や赤ちゃんのシリコンスプーンが口を傷つけにくく、
餌をかき集めやすいためお勧めです。
うちで使っているのはこれです。
ダイソーの通販サイトになかったので写真です
もう一つはフンを拾うためのピンセットです。ティッシュで手づかみする、割り箸でつまむなど、フンが取れるならなくてもよいです。
撒き餌や置き餌でも良いですが、ひっくり返したり、どれくらい食べたかわからないのと、飼い主=餌をくれる人という認識を持たせるために
餌をやる場所を決めてスプーンで直接与えるのがおすすめです。
5.水入れ
生き物なのでお水がないと死んでしまいます。
水入れにふちまでたっぷり入れてあげると飲みやすくて良いです!
サラシノミカドヤモリはほかのミカドヤモリに比べて水をこまめに摂取するので、
ある程度重さがあって床に置くタイプがおすすめです。
※サラシノミカドヤモリ自身が重量がそこそこあるため、壁に磁石でくっつけるタイプのものは落下しやすいです;;
EXOTERRAの水飲み皿は見栄えもよくて安いのでお勧めです。
安く済ませたいなら百均のココット皿などもありだと思います!
6.流木やコルクなど立体活動のできるもの
サラシノミカドヤモリは森林にすんでおり、かつ地表でもそこそこ活動します。
そこで流木や太いツタ、コルクなどで立体活動ができるようにすると、
サラシノミカドヤモリも落ち着くことができます。
必要なのは
・隠れる場所が1つ以上
・斜めに休める場所が1つ以上
です。
こちらもホームセンター、ペットショップ、爬虫類イベント、植物屋さんなどで入手可能です。レイアウトについてはこちらで詳細を記載しています。
初心者さんはこれくらいシンプルでも良いです!
産卵床は普段必要ないので、上のタッパーの辺りに水入れを置いてあげると良いでしょう。このレイアウト元の動画も上記内にあります。
筆者宅での流木導入例
頼んだ奴
ニッソー 自然流木 大
※通販の流木はどんなものが来るかわからないのがデメリットですが
その場合のサポートも上記の記事で記載してあります。
アクアリウムショップの人工水草付き隠れ家なども良いでしょう!
7.床材
湿度を保ちやすいパームチップがおすすめです。
潜れる程度の深さでケージに敷くといいと思います。(だいたいケージの扉下のロゴがあるラインの半分くらい)チップとマットがあるので注意。
尿酸で結構汚れるので、量は8リットルのほうがおすすめです。
湿り具合は入れた深さの上半分の色が変わるくらいです。(びしょびしょで床に水が溜まるようだと水の入れ過ぎです)
湿度はだんだん上がってくると思うので、あわてないでください。
8.霧吹き
自分の使いやすい安いやつで良いです。
サラシノミカドヤモリは他のミカドヤモリよりも水分をよく摂取します。
いきなり水入れから水を飲むのは難しいことや、湿度を保つために朝や晩にガラスや植物に軽くかけてあげると良いでしょう。
すると、ガラス面から水分をなめとることができます。かけすぎて蒸れしまうとカビなどが発生しやすいため、湿度計を確認しながら霧吹きをしましょう。
逆さで使えるスプレーボトル(スリム、350mL)jp.daisonet.com
ちなみに筆者の使っている霧吹き
(多頭飼育なので使っていますが高いのと重いので1匹飼育にはお勧めはしません…)
9.温湿度計
あると暑さに弱いサラシノミカドヤモリのために冷房を付けたりすることができます。
基本的に22~26度程が適温なので人間が快適に過ごせる温度でエアコンをつけっぱなしにするのが楽です。寒さにはある程度強く18度くらいまでならご飯をパクパク食べます。それ以下は暖房をつけてあげてください。人間も寒いです。
ヒーターを付けるならばパネルヒーターを間に割り箸を置くなどして、少しケージから離しておくと良いでしょう。
基本的にケージ内の湿度は完璧に調整できるものではないので、湿度は50%切ったら霧吹きで調整するくらいざっくりでいいと思ってます。
10.サプリメント
サラシノミカドヤモリはカルシウム不足になりがちなので、他の栄養とのバランスを考えながらカルシウム剤などのサプリメントを与えると良いでしょう。D3なし、カルシウムオンリーのものを与えてください。
筆者はUVBライトを使用しているため、人工餌+D3なしのカルシウム剤を与えています。
11.病院探し
爬虫類を見てくれる病院は少ないです。同属のクレステッドゲッコーの治療ができるような病院をあらかじめ探しておきましょう!筆者もレントゲン、手術のできる病院で定期健診を受けさせています。
12.キッチンスケール
お迎えした日、1か月後など体重を図るのに使います。
尾が長く、はかりの上に全体重乗りきらないので、何か別の物を置いて、その上にサラシノミカドヤモリを置いて計ると良いでしょう!
使っているのはこれ
タニタ クッキングスケール
エレコムのものも
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★まとめ★
一応ワイルドモンスターさんで
『ゲッコー飼育キット GT3045』13,310 円+送料600円前後
がありますが、餌があくまで試供品で粒タイプ、床材がソイルで初心者向けではなく、
湿度計がついていないことも含め、以下の組み合わせで買った方が安いです。
以下、生体込みで多めに見積もってみました。
生体の消費税をお忘れなく!
※最近サラシノの値段が高騰してきました…。
高い…!と思うかもしれませんが案外ケチれます。
まず、水入れの見た目を気にしないのであれば、
陶器でひっくり返さないものなら何でもいいと思います。
温湿度計も見た目を気にしないなら以下の物で半額に抑えられます。
ツインメーターNEO(ネオ) ビバリア ペット飼育用温湿度計 販売 通販
もしくは温度計だけにしてヤシガラがからからになってきたら湿らせる、とも良いです。またキッチンスケールも家にあるものを使う(霧吹きなども同様)、
レイアウトは百均のバオバブなどの木を鉢植えごと置いたりコルクを斜め掛けにするなど、割と節約しようと思えば節約できます。
(かけようと思って一番かけたり減らしたりできるのはレイアウトと餌です)
余裕がある人は
・ライトスタンド(¥ 1,832)
と
・UVBライト(¥ 1,618)
があるとより安心です。
ちなみにカルシウムが不足するとどうなるかは以下参照
高いのはケージと生体(と消費税)くらいです。
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長くなってしまいましたが、次は餌についての記事です。